楽器の良し悪し [音楽]
音楽家にとって「楽器」は単なる道具ではなく、表現するための大事な「相棒」だと思います。よく「名器」といわれる楽器がありますが、普通の楽器とどのように違うのでしょうか?
技術的な違いはそれぞれの楽器の種類によってですが、共通する点がひとつだけあります。それは「思いが伝わる」ということです。キャパシティーが広いというか、演奏者の表現が楽器によって阻害されない、そして楽器の魅力がその演奏家の音楽を引き出すことができる、それが名器なのだと思います。
「様々な表現が可能になる」=「演奏者の技術や体調もあらわになる」。これは演奏者にとってかなりの冒険。表現の幅が制限されるけれども粗が出ない楽器を好む方もいれば、その逆の楽器を好まれる方もいます。どちらを選択するかはそれぞれの音楽観によるところが大きいですね。
2008-03-02 20:31
nice!(0)
コメント(3)
そうですね。ただ、どの名器が自分にピッタンコなのかを判断する能力は演奏家しだいということですね。
★たいよう★ちゃんにピッタンコの楽器が必ずしも★まっと★にピッタンコかどうかはわからないし、誰でも簡単にサウンドを作れる楽器というのもあります。また、そう簡単には音色を作らせないぞ!と言わんばかりに頑固な楽器もあります。
われわれピアニストは自分の楽器を持ち運びしながら演奏会に望むということはほとんどないので、(皆無とは言いませんが・・)どんな楽器であっても、その楽器が奏でることのできる最高の音をお客様に聞いていただきたいといつも願っています。
そう思えるようになれたのも★たいよう★ちゃんのお膝元:白川での公演からです。それまではやはりかなり高慢ちきで生意気なピアニストだったように自分自身を振り返ります。
by ★まっと★ (2008-03-05 06:02)
★まっと★先生
確かに演奏家によってどれがいいのかは違ってきますね。私が製作を担当していた楽器も相当頑固だったのかな(wって思います。白川の演奏会がそれほど★まっと★先生に影響を与えたというのは、よかったんですよね?(^^)
ピアノ弾きは確かに楽器を運べないので、楽器との対話がどのくらいできるのかが分かれ目ですね。
by たいよう (2008-03-05 21:52)
(*¨)(*..)(*¨)(*..)うんうん
初めての白川での夏の演奏会・・
あの時は自分のピアニスト人生に大きな衝撃を与えてくれました。
もちろんよい形でね・・・
.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))ニコッ♪
by ★まっと★ (2008-03-07 15:40)